小売に広がる人手不足の波
本日はこの記事。
スーパーで正月休み広がる 人手不足などに対応 | NHKニュース
別に新しくもなんともないけど、
実際に人手不足の影響が出始めてきましたね。
小売業界はもともと従業員の多くを非正規雇用で賄ってきました。
人件費含むコストを極限まで下げることで商品を安く販売し、集客を行うビジネスモデルがほとんどです。
特に規模の経済が働くチェーン店など。
ですが、少しずつ上記の行いができない環境に変化しつつあります。
- そもそもコスト削減には限界がありいずれコモディティ化する
- 人口減少に伴い労働者のパワーが強くなっているため、人件費が高騰している
- ECの出現により小売の将来性に不安があり、人モノカネが集まりにくくなっている
といった所でしょうか。
今回の記事では3つ目への対策として働きやすさという目先のインセンティブを付与するとこで人手不足を緩和しようとしているように思えます。
小売にとって年始がいかにチャンスかと考えるとかなり大きな決断ですね。
今後はこのケースに限らず、
同様の対応に迫られる企業がますます増えてくるかと。
便利、安いだけでは競争に勝てなくなり、
さらなる付加価値が求められますね。
ドンキや成城石井のように。
小売からするとむしろチャンスでもあると思うので、
時間、価格以上の付加価値を提供してくれる企業が現れるのを待ちます。